Greeting

院長

皆さん、こんにちは。
「人間」に興味を持ち、少しずつ知識を深めていく中で、医療に携わりながら生きていくことが、私の使命だと感じるようになりました。

多くの人は、心身ともに健やかに寿命を全うしたいと願っています。
心とからだを健やかに保つために生活習慣を改善し、医療資源をうまく利用して、からだ本来の機能を回復する手助けができれば、多くの人は病から解放され、温かく優しい気持ちになれるかもしれません。

経験に基づくたくさんの引き出しを持ち、豊かな想像力と諦めない心を持って真実に向き合う時、突然、道が開けることがあります。苦痛を解き放ちたいと願う強い気持ちと、病態の核心に迫ろうとするパワーが融合した時に強いエネルギーを生むのだと思います。どんなことがあっても決してくじけず、また立ち上がり前に進むこと。これが医師の使命だと考えています。

「道徳のない経済は犯罪であり、経済のない道徳は寝言である」(二宮金次郎)
道徳を語り、弱者を助ける気概を見せることは簡単ですが、社会の秩序を保ち公平性を考え、正義を貫きたいと考えるとき、経済を軽んじることは決してできません。不平不満を並べ、権利を主張する社会機運が気がかりです。サービスを利用する人ばかりが増加し、サービスを提供する人は激減しています。

待ち時間ばかり長くて、診察時間はアッと言う間。
パソコンばかり見て、顔もしっかりとは見てくれない。
専門外の症状については、全く取り合ってもらえない。
たくさんの不満の声をいただきます。
ちょっとした不都合を感じる程度の軽症から、生命の危機に至るような重篤な疾患まで、病気の程度は様々です。そして、人間を構成している細胞、組織、臓器が、本来の機能を失うほどにダメージを受けるには、やはり原因があります。しかし、残念ながら原因を解明できないこともあるのです。明快な答えが得られなくとも、決して諦めず、もつれた糸を一つ一つ解きほぐし、心身ともに健やかな生活を取り戻すお手伝いをしたいと考えています。

私自身は、腎臓病と向き合って毎日を過ごしているうちに、慢性腎臓病の治療・予防、透析治療がライフワークとなりました。
透析導入最多の原疾患である糖尿病を持つ患者さんには、検査による評価・結果説明・指導に終わることなく、実践できているかどうかの確認、どうやったらできるようになるかのプランニングなど、困っていることを一緒に考える家庭医の役割を果たそうと努めております。
初期の慢性腎臓病を持つ患者さんには、悪化すると不可逆的な末期慢性腎不全に進行する危険性についてご説明し、持続する蛋白尿を減らす方法を理解・実践してもらうべく、希望があれば、家族ぐるみで診療に参加していただいております。
やむなく透析導入となった患者さんには、合併症を徹底的に予防する「しっかり透析」メニューを一緒に考えます。
自分に今、何が必要か、どんな方法があるか、わからない時には一人で悩むことなく、まず御相談下さい。何か、力になることができるかもしれません。

経歴

平成9年
宮崎大学医学部卒業
同 第一内科入局
平成10年
宮崎社会保険病院
平成11年
国立病院機構宮崎東病院
平成12年
宮崎県立日南病院
平成15年
宮崎社会保険病院
平成17年
花と緑のクリニック 院長
平成21年
森のクリニック 院長
― 現在に至る ―

専門・受賞

  • 平成15年:宮崎大学第一内科 田仲賞受賞
  • 認定内科医
  • 腎臓専門医
  • 透析専門医

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本腎臓学会
  • 日本透析医学会
  • 日本動脈硬化学会

スペシャリティー

  • 平成15年に慢性腎不全患者の脂質代謝異常に関する臨床データを解析研究し発表した成果に対し、宮崎大学医学部第一内科“田仲賞”を受賞。
  • 内科医として臨床に関わり20年、透析導入とならないための腎移植を含めた治療、透析不足や合併症の予防のための高血流透析、HDF透析、オーバーナイト透析分野に力を入れ治療にあたっている。

事務長挨拶

事務長挨拶

 私は昆虫のように複眼を持っています。大学は理系で社会に出てからは、小児麻痺ワクチン製造の設計を行い、水俣病のような公害対策を行ってきました。環境省で地球温暖化に取り組み、宮崎大学大学院の医学系研究科で学位を頂きました。ODAのため開発途上国で10年以上を過ごしてきました。これら数多のチャレンジが複眼形成に役立ったと思っています。
 臨床のようにつぶさに患者さんに接することは院長の妻にまかせて、私は事務長の立場でマクロには宮崎の創生や地域医療に参加し、ミクロには透析のための清潔な水、効率的な人工腎臓、オンラインHDFや長時間透析に思いを馳せながら医療経済と格闘しています。毎年減らされる医療費や最終的に消費税の負担を押し付けられる医療に明るい未来は見えてきません。こんな時に複眼で見ると二つのことが見えてきました。
 一つは、高齢化が進み、透析に通える患者さんが減ってくること。病院では在宅へとシフトしています。在宅で看取るとはいえ透析患者さんは家に居るわけにいきません。週3回は透析に通わねばなりません。近い将来これらの患者さんを何処で受け入れるかが一つの大きな問題です。
 二つ目は、透析患者さんの腎臓を診ることはあまりありません。なぜなら腎臓が機能しなくなってしまっているからです。透析合併症を主に診ています。腎クリニックに消化器、呼吸器、循環器など他の診療科目を併設することが必要になってきます。
 複眼で見た、これらの二つの問題を視野に入れながらより良い透析を目指して患者さんスタッフの両面での満足度を満たしていきたいと思っています。限られた資源の中で精一杯のことをやっていきたいと思っています。

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