透析学会に参加して

2017年7月21日

 今年も日本透析医学会学術集会・総会が横浜にて行われました。毎年2万人以上の医療従事者が参加し、年々参加人数が増えてきているように感じられます。今年のテーマは「変革期に来た透析医療~明るい未来を築くために~」でした。

 今回は最終日しか参加できなかったのですが、透析液の水質に関する研修やオンラインHDFに使用するヘモダイアフィルターの比較、フットケア、災害時における対策についての演題を聴くことができました。当院でも毎年、避難訓練を行っているので他の施設がどのように避難訓練を行っているかなど知ることができ、大変参考になりました。また、新しい薬や透析膜、透析装置などがどんどん出ているので、日々勉強し新しい知識を取り入れて現場で活かすことができたらと思います。今年は、P吸着薬である「ピートル」や穿刺痛緩和のために使用される「エムラクリーム」に関するポスターを多く見かけました。また、患者のみなさんにもご紹介していきたいと思います。

                                   臨床工学技士  土屋 里佳